『太陽の王ラムセス』クリスチャン・ジャック著
エジプトといえば『王家の紋章』が筆頭、しかし『天は赤い河のほとり』も外せない。
私は元々エジプト贔屓ですが、後者に出てくるラムセスがダントツで好きです。
なのでブックオフでジャケ買いというかタイトル買いをしました。
天河のラムセスは一世になるのでちょっと違うけど、名前に異常にときめいたので、ちょっとずつ読んでます。
父セティ王が次のファラオに指名したのは弟であるラムセスで、まぁ当然兄シェナルも権力を求めてあの手この手でラムセスを陥れようとする。
古代エジプトの権力闘争とか、古代大河ロマン。
史実では兄はいたけど、早くに死んでしまっているよう。
小説を読みながら史実も調べていく方が面白いかもしれないです。
現在まだ2巻。今年中に読み終わりたかったけど無理そうです。読むの遅いので。
個人的には第一夫人であるネフェルタリがハイスペック過ぎ(史実でもとんでもなく美しく一番ファラオに愛された人だそう)、そして感情移入する前に進んでしまってるのがなんだかなぁ…。2巻でやっと彼女に好感を抱いた。
しかし私は第二夫人のイシス・ネフェルトが好きです。唯一人間っぽいと思います。この人もかなりハイスペックの筈なのに扱い雑じゃないかな…。これから挽回してくれるのか不安。
かなり有名な作品だと思いますが、古代エジプト好きでまだ読んでない人にはおすすめです。